「WEB広告ってお金を出せばすぐ効果得られるって聞いたよ!」
「誰でもできるならやってみたい!」
WEB広告の代理店で働いていると、お客様からそんなお声をいただくことがあるのですが、、、ちょっと待ってください!
たしかに、WEB広告は適切に運用できれば効果はありますし、誰でも始められるのは事実です。ただ、それだけで飛びついてしまうと本当に一瞬でお金を溶かすことになります……
運用に慣れているはずの広告代理店担当者でさえ、不本意に予算を消費してしまうことがあったりと、売上のリターンが大きい分相応のリスクも存在するのがWEB広告。
本記事では、WEB広告の特徴や種類などの基礎的な内容を解説します。しっかりとWEB広告について理解したうえで運用をはじめることで、リスクを最小化しながらリターンを最大化することも可能です。
WEB集客でお困りの方にとって、WEB広告は間違いなく助けになってくれるツール。どのような特徴や種類があるのか、またWEB広告のメリットやデメリットとはどういうものなのか、一緒に見ていきましょう!
WEB広告の特徴
日々の生活において、GoogleやYahooなどのブラウザで何か探しものをした経験がある人が大半かと思いますが、その検索結果に以下のような表示はされていませんでしたか?
上の画像で赤枠で囲われた部分がWEB広告です。小さいですが、「広告」という表示も確認できますね。
このように、ユーザーがブラウザで検索したときに検索結果やWEBページの枠に出てきます。今やWEBでの検索は誰もが当たり前に行う環境になったため、この枠に対して広告を表示させることができれば多くのユーザーにアプローチすることが可能です。
WEB広告には具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット
WEB広告を使うメリットは以下のとおりです。
- データが取れる
- 短期間での効果が期待できる
- 少額から始められる
- 細かくターゲットを設定できる
上記のようなメリットがあり、特に短期間での効果を期待できる点は他のSEOやSNS集客と比較してかなりの優位性が期待できます。SEOでは、効果が出るまで最短で半年から1年くらいの期間が必要ということがよく言われますが、WEB広告は媒体の機械学習期間を踏まえても1週間くらいで効果が出始めることが多いです。
どれくらい広告が表示されて、何回クリックしてもらえたか、またそこから売上には何件つながったのかをすべて計測できるので、戦略を考えるうえでのPDCAも素早く回すことができます。配信したい対象の年齢や性別など、細かいターゲティング設定ができるのもメリットの一つです。
ただ、それだけ聞くとメリットしかないように聞こえるWEB広告ですが、実は気をつけなければいけないデメリットも存在します。
デメリット
WEB広告を使うデメリットは以下のとおりです。
- 運用スキルが必要
- 費用がかかる
- 競合が多い
広告の配信には費用がかかりますが、誤った予算を設定してしまった場合には、その返金や配信後の操作のやり直しができません。例えば、1日あたり1,000円の費用しか使いたくないとします。設定画面で「1,000円」と入力すべきところを誤って「10,000円」と一桁多く入力してしまった場合、実際に10,000円分の費用がかかり、設定を間違った場合でも広告は配信された実績に変わりがないため返金も不可能です。
上記は一例ですが、設定を適切に行えるスキルを持って運用しないと費用だけが増えてしまい、本来目標としていた売上からも遠ざかってしまいます。そのため、始める前の段階で基礎的な運用スキルはしっかりと身につける必要があります。
WEB広告の選び方
メリットやデメリット以外にも、WEB広告は配信する目的によって広告の種類との相性の良し悪しがあります。ここでは、代表的な2つの目標と相性のよい広告の種類について解説します。
認知拡大
店舗やサービスの認知を広げたい場合によく使われるのは「ディスプレイ広告」です。冒頭の写真2枚目でYahooのトップ画面のキャプチャーを載せていますが、赤枠内に表示される画像バナーでの広告のことを指します。
WEBページにはディスプレイ広告の枠が膨大に確保されていますので、その枠に対してバナー画像での広告を表示させることでユーザーの興味や関心を引き、クリックさせることでHPやWEBサイトに誘導させることができます。
コンバージョン獲得
コンバージョンとは、商品やサービスを購入などの「売上につながる成果」を指しますが、このコンバージョン獲得を目標とした場合に効果的なのが「リスティング広告」です。
リスティング広告は検索広告とも呼ばれますが、文字通り「検索」された結果の広告枠にテキストベースでの広告を配信します。検索という行動は、ユーザーが何かを知りたがっていたり、何かを求めて探しているなかで取る行動なので、その検索結果に対して適切な広告を表示させることができればコンバージョン獲得に繋がる可能性が高くなります。
このように、目指すべき目標ごとにいろんな種類の広告を使い分ける必要がありますが、広告の種類はディスプレイや検索以外にどのようなものがあるのでしょうか。
WEB広告の種類
WEB広告と一言でいっても、その種類は複数あります。先ほどご紹介したディスプレイ広告、リスティング広告以外で代表的な広告の種類をご紹介します。
ディスプレイ広告
先ほどお伝えしたように、膨大なWEBページのなかにバナー画像の広告を表示させるのがディスプレイ広告。配信ボリュームが大きく、ブランド認知などの目的で使われることが多いです。「リマーケティング」という、一度サイトに訪れたユーザーに対して広告を再配信する手法を使う運用者も多く、費用も他の広告と比較して安くなる傾向にあります。
リスティング広告
こちらもすでにご紹介済みですが、リスティング広告はコンバージョンに近い広告タイプであるため、競合との兼ね合いで商材によっては費用がかなり高くなるという特徴があります。
検索キーワードの選定や広告文の見出しで如何にユーザーに刺さる見出しを考えられるかなど、個人的には成果を出すために運用者のスキルが一番必要とされる広告ではないかと思っています。
SNS広告
SNSは今やスマホユーザーにとって当たり前に使われるようになりましたが、そのなかに広告を配信することも可能です。普段使っているなかで広告を目にしたことがある方も多いかもしれませんね。
SNS広告で代表的なものは以下のとおりです。
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- LINE広告
- TikTok広告
上記SNSは媒体ごとに主なユーザーの年齢層も異なるなど、それぞれに特徴があるためその相性も考慮しながら広告配信を考える必要があります。
動画広告
YouTubeの動画中や再生前に流れる広告です。動画は目と耳から情報を届けることができるので、他の種類の広告と比べて視聴者に多くの情報を届けることができます。
ただ、動画広告は制作の難しさや工数、また興味がない場合にすぐスキップされてしまうため、個人的には他の広告よりも少し運用のハードルが高い位置づけになるかと思っています。
WEB広告を活用して売上を伸ばしましょう!
WEB広告の基礎や種類について解説しました。
商品やサービスの売上を更に伸ばしていきたいと思っている方にとって、WEB広告はとても効果的なWEBマーケティングの施策になります。本記事で紹介した内容を参考に、あなたの商品やサービスと相性のよさそうな種類の広告から運用を始めることを検討いただけたら幸いです。
これからそれぞれの種類の広告に関する記事も追加していきますので、楽しみにしていてください!
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